博物館 網走監獄
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第6話 受刑者の生活

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受刑者の生活

新入時教育と観察

入所手続きが終わると、新入受刑者のための生活区に収容され、新入時教育が2週間から3週間にわたって行われます。この期間、受刑者の行動の一切は刑務官によって観察されます。この観察では、身上調査や、必要に応じて心理学的調査、精神医学的診断が行われます。新入時教育では、受刑者の身上相談に応じるとともに、施設の方針や規則、日課を教え、不安や悩み、施設や社会に対する敵意などを取り除き、更生に向かって努力する心構えを持たせるための大切な教育が行われます。

処遇区分とグループ編入

新入時教育が終わった者は、職業訓練を重点とするグループ、生活指導を中心とするグループ、経理作業適格者グループなど、それぞれの受刑者にふさわしい処遇のグループに編入されます。受刑者の処遇は、加算・減点の数値の合計によって分類区分が行われ、努力する者が報われる仕組みとなっています。優遇区分は、第1類(成績優良者・12点以上)、第2類(11点から6点)、第3類(5点から0点)、第4類(−4点から−1点)、第5類(−5点以下)に分かれています。

優遇措置と作業報奨金

例えば、第1類の者は成績優秀とされ、余暇時間にテレビを自由に見ることができ、面会は1か月に7回まで、1回につき60分という長い面会時間が許されます。手紙は1か月に10通まで認められ、居室には親、兄弟、配偶者、子どもなどの写真を飾ることができます。これらの優遇措置は、第2類以上の受刑者に与えられ、他の区分の受刑者に比べて手厚い内容となっています。

網走刑務所の刑務作業で受刑者に支給される作業報奨金は、1か月平均3,000円、最高額18,000円、最低額400円です(平成22年4月現在)。受刑者は、優遇区分に応じて、作業報奨金で定められた品目の中から、自弁品(書籍・洗面用具・下着など)を購入することができます。

受刑者の1日

6:40起床
6:55点検
朝食 6:50〜7:10
7:40始業
休息 9:30〜9:45
11:40昼食
12:10就業
休息 14:30〜14:45
16:20終業
17:00夕食
21:00就寝